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南の島に無一文で上陸した僕、そこには思わぬ出会いが待っていた

だんだんと暑くなってきましたね、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

僕が現在いるところは連日30度超えで、とんでもなく暑いです。

フィリピンのセブ島に来ています

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赤坂で遊んでいたら無駄にオール明けで。機内では離陸前に眠り着陸後に起き、なんとも言えないワープ感を体感しました。寝て起きたらフィリピンですからね。

利用した航空会社はセブパシフィック航空。成田ーセブの航空券がセールで安かったので購入しました。
フィリピンに行きたかったのではなく、ただ航空券の衝動買いでした。燃油・諸税込みで往復¥7000だったので!

荷物の軽さはフットワークの軽さ

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パッキングといえば必要物と不要物の取捨選択です。
その最中、「もしかしてこれはいらないんじゃないか」そう思ったのが財布。
現金とカード類(というか財布丸々)は家に置いてきて、
2着の着替えと1万円チャージしたPASMOとヘアカット用具一式を持って出陣しました。

目標は+¥7000で帰ってくること

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髪切った対価で生計を立て現金が手に入るようだったら航空券往復合算¥7000なので元を取って帰ろうかとかと・・・

ちなみに現地ローカルの人々の一般的な所得は2万円/月だとか。
僕の滞在期間は1週間です。

・コミュ力
・動員力
・営業力
・技術力
・語学力

いろいろな力を最大限に使わないと、最悪の場合命を落としかねません。

1万円チャージして行ったPASMO、フィリピンでは使えないそうなのでなんの保険にもなりません。

セブ島無一文の旅の始まり

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というわけで、セブ空港(マクタン国際空港)に着いた時点で一文無しからのスタート。
とりあえず空港から街まで約20km歩きます。タクシーに乗れば1000円以下でいける距離です。

眼に映る光景は全裸でゴミ山を走り回る子供達。セブはフィリピンの首都マニラに次いで第二の都市と聞いていましたが、普段日本で生活する僕たちの想像する『都市』というものとは、ややベクトルが異なるようです。

20kmも歩いているとその間にセブの景観にも眼が慣れてきたり、おなかも空いたり、噴き出す汗が止まらなかったり、サンダルのかかとが血だらけになっていたり。いろいろありましたが、空腹に関しては非常食の『茎ワカメ』を食べてどうにか耐えました。なぜ非常食に茎ワカメを選んだのかは永遠の謎です。

足の出血からの感染症を恐れつつも、道行く人に『栄えてる場所』を聞きながらなんとなくの方向に歩みを進め、最終的にそれらしいエリアまで辿り着くことが出来ました。

その時点で19時、日はとっくに暮れて、そろそろお金を稼ぐか寝床を確保しないとまずい状況に。

後から知った話、夜のセブを外国人が一人で歩いているとかなり犯罪被害に遭う可能性が高いそうです。本能的にそんな物々しさは感じていましたが・・・

たどり着いたセブ市中心部

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『栄えている場所』『人の多い場所』そんなワードを道行く人に尋ねながら行き着いた先はマンゴースクエアという繁華街にほど近いBBQ。

ここの名前はラーシアンBBQ。確かに人がいっぱいで賑やかなのですが、ジューシーな串焼きの匂いが僕を苦しめます。1円(1ペソ)も持っていないので。笑

ここでもウェイトレスに『路上かどこかで髪切りたいんだけどどこかいいところない?』と尋ねると、なんと話しかけたウェイトレスが仕事後に予約してくれました!

しかしウェイトレスの仕事終わりまで待つにもまだ時間があり、お金も無いのですぐ隣のフルーツ屋さんに、営業かけてみると・・・

「私の髪切って!」と、
ここから全ては始まりました。

フルーツ屋さんとの出会い

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彼女の名前はRoselyn。このフルーツ屋はオーナーを除いて働いている人はほとんど家族や親戚だそう。

フルーツ屋の隣の2畳ほどのスペースと椅子を貸してもらえました。

フィリピン人は割と例外なくみんなラテン系というかノリノリハイテンションな気質があります。特に女性の方がハイで男性の方がシャイな気がしますね。

みんな興味津々で、いつの間にか人だかりができていたり・・・

最大時は30人くらいいました。

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いつのまにか僕のカメラで自撮り始めたり笑
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日本の美容室より手厚い福利厚生

25時くらいまで11人カットしました。汗びっしょりですが、感覚がワイルドになっているせいか、日本で汗かくときに比べて全く気になりません。

そんな疲労困憊の中、なんと

フルーツ食べ放題!
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BBQの差し入れも!
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満腹で眠気が限界の時にふと思い出したんです。
宿を取っていないことに・・・

「朝まで寝なくていいか」と思い徹夜を心に決めていたそのとき、フルーツ屋さんの前に停まる1台の車。
車から降りてきた人は、綺麗な青いシャツ身を包んだ紳士。

聞くとその紳士がこのフルーツ屋のオーナーだとか。

オーナー「面白いことしてるねー寝床はどうしてるんだ?」

ぼく「決めてないからとりあえず朝まで起きてる」

オーナー「それならフルーツ屋のバックルームに泊まるといいよ!」

食事の提供にとどまらず、寝床まで提供してもらいました。
フィリピン人優しすぎる・・・

水道もガスもないけど、その1畳のベニヤ板がどれだけ嬉しいことか。

そして翌日からもフルーツ屋さんの隣のスペースで髪切ってていいみたいなので、引き続き小銭稼ぎです。

まとめ

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フィリピン人めちゃくちゃ親切だし、このフルーツ屋さんのことは一生忘れられないと思います。

帰るとき抱き合って泣くドキュメンタリーってよくありますが、
すでにその光景が想像されます・・・

今はベニヤ板で隣にシングルマザー25歳女性とその2歳の子供が寝ていますが、
これ、後から「この子の父親になって」と、せがまれると思ってるのはドラマやら2chやらの見過ぎでしょうか。
せっかく好待遇で生かして頂いてるので明日は朝から本気で仕事します。フィリピンでセルフ社蓄です。

1日目カットした人数 11人
交通費 0ペソ

食費 0ペソ

宿代 0ペソ

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