こんにちは、KOH(@Luck81O)です。
2月、美容室や飲食店は閑散期。忙しい人は忙しいけど、例に漏れて僕は暇です。もはや日本にいる意味さえよくわからないので、南に飛びました。寒いの嫌なんです。
祭りじゃ祭りじゃ
マレーシア首都クアラルンプール

マレーシアと言えどその範囲は広く、東はコタキナバル、西は世界遺産の街のあるペナンやマラッカがあります。今回の僕が向かったのは首都クアラルンプール。
東南アジアのハブ空港となるクアラルンプール国際空港が所在し、2014年に新設されたLCC専用ターミナルであるKILA2はもはやエアアジア専用ターミナルと言っても過言ではないほどにエアアジアの発着が多く、いつだってボーディングボードはエアアジア色に染まっています。
バトゥーケーブで行われる奇祭へ
そんなクアラルンプール国際空港から向かったのはマレーシアで一番大きいヒンドゥー教寺院のあるバトゥーケーブ(BATU CAVE)。
インド系マレーシア人が崇拝するこの寺院は聖地として崇められています。それゆえに年中参拝者や観光客が絶えず訪れ、「たいして見所がない」とディスられがちなクアラルンプールに一筋の光を放っています。
今回の目的である奇祭、タイプーサムの行進でゴール地点となるのがここバトゥーケーブなのです。
タイプーサム
ヒンズー暦によって毎年開催日は異なりますが2017年は2月10日の開催。
チャイナタウンのスリ・マハ。マリアマン寺院からバトゥーケーブまで約5時間に及ぶ大行進。
ただドンチャン騒ぎをしながら大行進するお祭りなら興味を惹かれることも無かったのですが、実はこの祭は世界中から『奇祭』と呼ばれるほど一目置かれた祭りなのです。
何はともあれ、『一見は百聞に如かず』。
僕の網膜に映った衝撃的な光景の数々をご覧ください。
あ、言い忘れましたが【閲覧注意】です。
タイプーサム2017の光景
ドン!!!
ガラーーーン!!!
・・・あれ?
そこにはまるで祭りの後のような光景が広がっていました。
しかしある程度屋台は出ていたり、観光客もいるので、不思議に思いながらもバトゥーケーブへ。
バトゥーケーブを背景に写真を撮っているとインド人に取り囲まれ一緒に記念撮影。
「タイプーサムって今日何時くらいから始まります?」
「タイプーサムは昨日だったぞ」
タイプーサムを見るためだけにクアラルンプールに来ました。13時間の滞在をフル活用して来ました。
昨日…だと…?
2月10日がタイプーサムだとインターネットで見たからこの日に来ました。2月9日って知ってたら2月9日に来ました。
そして、僕は見つけ出しました。この惨事の元凶となるWebサイトを。悔しいから晒してやります!!
『タイプーサム2017』のワード検索で1ページ目表示であり、しかも大手旅行代理店。しかもライターは現地の駐在員。
イベント系の数字誤表記は本当に最低だと思います!チクショー!
バトゥーケーブ前日の様子
僕が訪れた前日に全ては完結していたようなので、現地のTwitterの声をどうぞ。
タイプーサムの凄いところは体、顔に長い串やフック状の針を刺す。
さらに壺を付けたり、カバディと呼ばれる担ぎ物を担いだり、神輿を引いたりとその状態のまま、約10キロほど行進し、山の中間にある寺を目指す。
こんな観光地でこんな祭が観れるとは… pic.twitter.com/fttpipOdLG
ヒンドゥー教徒のお祭り、タイプーサム! pic.twitter.com/4rdnKsRIL2
— コウジ (@kecchako) 2017年2月9日
気を取り直して観光
入口に大きくたたずむ黄金色の像は軍神ムルガン神。日本でも馴染みの深いガネーシャの弟です。
洞窟に入るにはこの272段の急な階段を上りきらなければなりません。
そのめちゃくちゃ長い階段を上る途中にはお猿さんの姿も。
僧侶っぽい人は、なんか唱えながらもスマホをしてます。初めて見ました。歩きスマホならぬ唱えスマホ。
階段を登りきるとそこには大空間が。
奥に進み、洞窟内から上を見上げると空が開けていてとても幻想的です。
スリ・マハ・マリアハン寺院
バトゥーケーブを後にし、タイプーサムのスタート地点であるチャイナタウンにあるスリ・マハ・マリアハン寺院に来てみました。
歴史や宗教的なことはさっぱりわかりませんが、色彩がとても綺麗です。
こちらもやはりタイプーサムの祭りの雰囲気は一切なく、日常的な観光客の出入りでした。
まとめ
ヒンドゥー教の奇祭タイプーサムに行ってみたはいいものの、タイプーサムはやっていませんでした。
来年こそは行きたいですね。
また、今回はエアアジアで13時間のトランジット中の観光でしたが、後半4時間くらいやることがありませんでした。クアラルンプール観光は半日で十分な気がした僕でした。