こんにちはKOH(@Luck81O)です。
梅雨時期に差し掛かり、髪がうねったり膨らんだりする方が増えている事でしょう。近々縮毛矯正をご予定されている方も少なくないのではありませんか?
時期問わず年中無休でくせに悩んでいる方もいる事でしょう。
定期的に縮毛矯正をしている人もいれば、癖毛に悩んでいても縮毛矯正には踏み切らない人もよくいます。
本記事はなんらかの理由で『縮毛矯正をしない(したくない)人』に向けた「こんな方法もアルヨ」といった内容です。
縮毛矯正をしない理由はなんであれ、縮毛矯正以外でくせ毛をなんとか解消するための方法を、美容師歴9年目のフリーランスの暇な美容師がご紹介します。気に入っていただけたら予約してくれてもいいんですよーーー!!
ブロー
ヘアスタイリングの中で最も時間がかからない方法がブロー。格闘技において拳で殴ることもブローと言いますが、パンチしてもくせは伸びません。ヘアーに関するブローの定義は「ヘアドライヤーの熱風を髪に当て、髪型を整えること」です。
つまり自然乾燥よりドライヤーで乾かすだけで、ある程度のくせは伸びます。
しかし単純に乾かすことが目的の『ドライ』に比べて、『ブロー』の目的は定義にあるように『髪型を整える』という所にあります。
濡れた髪が乾きゆく過程で摩擦力(=テンション)をかけると、ただ乾かすに比べて断然くせの伸びが向上します。
髪を指の側面挟んでテンションをかけながら乾かす事をフィンガーブロー(又はハンドブロー)、手の代わりにデンマンブラシやロールブラシを用いる事をブラシブローと言います。
前者に比べ後者の方がブローを行う目的に開発されている製品なので均一にテンションがかかるように設計されていたり、より効率的にブローを行う事ができます。
くせを伸ばすためにしっかりテンションをかける事が重要なポイントですが、ここでよく間違えやすいのが、しっかりテンションをあげてしまう事です。ヘアーにおいてのテンションとは摩擦力の事なので、マリオのように「ヒャッフー!!イーッヤピー!!」とか言ってもくせは伸びませんのでご注意ください。
ドライヤーとブラシとの二刀流が困難な方にはブラシ付きドライヤーがオススメです。
買うならばコレ。
アイロン
一番くせが伸びるのはストレートアイロン。140℃以上で10秒も髪に熱を当てていると毛髪がタンパク変性を起こしてしまいます。つまりは火傷のようなもので、単純に髪が損傷するに加えて、カラーリングの発色に悪影響を及ぼしたりと多方面で副作用が生じます。ヘアクリップで髪を分けとり、根元からアイロンを入れて癖を伸ばしていきましょう。分けとらずに太い毛束に何度もアイロンを当てても、同じ箇所にずっと熱が当たって非効率的です。
毛量にもよりますが、サイド4段、バック6段くらいで分けとりながらアイロンをしていくと根元の癖までしっかり伸ばす事ができます。
トリートメント
乾燥毛の人はしっとりするタイプのトリートメントで保湿すると、そこそこくせの収まりがよくなります。髪は損傷するほど質量が軽くなるので毛流に影響されやすく、毛髪に水分や油分を加える事で1本あたりの質量を重くできます。
その辺に売っている市販品のトリートメントなんぞ手強いくせ毛の前ではなんの役にも立たないので、いきつけの美容院で取り扱っている商材の中からあなたの髪質におすすめのトリートメントをプロに提案してもらいましょう。合わせてシャンプーも購入する事をオススメします。
美容院に買いに行くなんてムリというコミュ障な方はとりあえずこれ使っておけばいいと思います。もう業務用買っちゃえ!
余談ですが、興味本位で10年ぶりくらいに市販のシャンプー(エッセ○ンシャル)を1ヶ月ほど使ったらそれ以来もう半年以上乾燥性のフケが止まりません。
ストレートパーマ
縮毛矯正をしたくない派の中には「あのピンってなる感じが嫌だ」という方もいるでしょう。縮毛矯正の進化のスピードは著しく、最近は想像するよりナチュラルに仕上がり所要時間も年々短くなっています。しかしそれでも気乗りしない方はストレートパーマという選択肢も。
人工的なパーマを落とす時に用いられることが多いメニューですが、縮毛矯正には劣るストレート力ではありますが、くせを伸ばす事ができます。
縮毛矯正とストレートパーマの差異は美容室によってムラがありますが、施術中にアイロン操作するしないかがおおよその違いかと思います。
刈り上げ
くせを伸ばす伸ばさない以前に取り払ってしまおうという考え方です。
女性でも襟足を刈り上げて上からかぶせてしまうパターンもあったり!
僕が勤めるHair&Art KOE の相方モエカスは生え際の癖が鬱陶しいと言って自分で1cmほど刈り込んでいました。一休さんですね。
こういう時はヒゲのように扱って電動シェーバーで最短の長さにしておく事で、おでこと色が馴染みます。さらにファンデーションをにておくと一休さんにならず、完全におでこの幅を広げる事がでしょう。
前髪の内側を緑にしたのは悪ノリです。モエカス師匠がブリーチして僕が緑色を塗りたくりました。
翌日、電車の中で不意に前髪をかき上げてしまったとか。
モエカスのおでこをツルツルにした優秀なシェーバーはコチラ。
まとめ

まだまだ世には薬剤、製品が溢れているのでこれが全てではありませんし、科学の進歩と共に画期的な方法が現れるかも知れません。髪に関する情報で一番大事なことは『人それぞれ』という事。
こうすればこうなると言う方程式はほとんどありません。基本的には人体と薬剤の関係性。こう書いといてなんですが、ネットの情報を鵜呑みにしすぎないようにしましょう!一番は美容室で直接相談!